2017/03/02
「イクメン」ってどんな人のこと?
2010年の流行語大賞にも選ばれた「イクメン」。
「イケてるメンズ=イケメン」にかけて
「育児をするメンズ=イクメン」
ということはすでに認知されていると思います。
しかし、「で、本当のところイクメンってどんな人のことなの?」
ってことは未だによく聞かれます。
「どれくらい育児をすればいいの?」
「どれくらい家事をすればいいの?」
「育休を取らなきゃイクメンとは言えないの?」
など、検定試験か何かのように考えたくなっちゃうんですよね。
「イクメン」に審査基準はない
「イケメン」にこれといった審査基準がないように、
「イクメン」にだって審査基準なんてありません。
ただし、「イケメン」が自称ではギャグにしかならないように、
「イクメン」だって自称ではギャグにしかなりません。
いくら一般的には「イケメン」でも
好きな女の子から「イケてる」と思ってもらえなければ何も意味がないのと同じで、
世間一般的には「イクメン」でも
妻や子どもから「育児してる」と思ってもらえなければ意味がありません。
逆に言えば、実際は大してやっていなくても、
妻や子どもから「育児してる」と思ってもらえるならそれは「イクメン」です。
「イクメン」の条件は家庭によって違う
つまり、イクメンか否かというモノサシは、
世間がもっているのではなく、
各家庭がもっているものであるはずなんですね。
たとえば、ある家庭は子どもの送り迎えや家事などを
ぴったり半分半分で分担してくれることこそが
イクメンの条件だと思うかもしれないし、
ある家庭では、平日は家事なんて全然しなくていいからがっつり稼いできてくれて、
週末に子どもとめいっぱい遊んでくれればいい
というのがイクメンの条件かもしれません。
理想の夫・父親を目指して努力を
だから、妻にとってはどんな夫が理想の夫なのか、
子どもにとってはどんな父親が理想の父親なのか、
それを理解しようとコミュニケーションを尽くし、
それに近づこうとし、完璧じゃないにしても、
その努力する姿に妻も子どもも納得できることが、
イクメンの第一の条件なのではないかと思います。